コントラバスは
楽器の中で
低音を受け持つ楽器です。
コントラバスの音域は
周波数帯域で40Hz〜250Hzだそうです。
質量則は
TLo = 20 log ( f × M ) -42.5
だから周波数が
小さいほど
低音なほど
透過損失は少なくなってしまいます。
普通の会話の周波数は
250~4000Hzなので
コントラバスの
40Hzと人間の声例えば400Hzを比べると
同じ壁での透過損失は
前者の方が20dB低くなることになります。
つまり低音ほど良く通ります。
一方壁の防音性は
質量則の通り
低音が苦手です。
低音は良く通るのです。
即ち
低音が出るコントラバスは
低音が苦手な防音室の天敵です。
しかしひとつだけ良いことは
低音は
同じエネルギーレベルでは
高音より
耳が聞こえにくいと言うことです。
( フレッチャー・マンソンの等ラウンドネス曲線
;人の耳の聞感上の音圧レベル)
例えば40Hzで40dBA
(1000Hzで40dBと同じ音の大きさに聞こえるように補正した値)
になるためには
70dBが必要です。
コントラバスの音は
建物を揺らすくらいの音圧があっても
結果としては
それ程耳には大きくは聞こえない。
だが
壁のような遮蔽物は
良く通るし
低音はの特性として
曲がっても
減衰することが少ない。
この
コントラバスの音に対処する方法としては
- 重い材料で防音壁を作る
- 剛性の高い材料で防音壁を作る
- 防音壁を何層にする
- 吸音材を適宜使って共鳴透過を防ぐ
こんな方法で作った
小社二重の防音室でしたら
コントラバスの音も
大丈夫です。
現在の空室をご覧下さい
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