グラスウール吸音板を壁に取り付ける方法には
枠組みで取り付ける方法と
スピンドルピンによる方法があります。
スピンドルピンによる方法の方が
より簡単です。
スピンドルピンとは
スピンドル(spindle:軸、心棒、紡錘、細い棒)と呼ばれる軸が
小さな取付板(金属板)に垂直に取り付いています。
軽く作るため
またすぐ曲がって人に突き刺さらないようにするため
柔らかいアルミ合金で出来ています。
取付板には
小さな穴が開いていて
ゴム系の粘性の高い接着剤が
良く回るようになっています。
3×6板ガラス吸音板なら
15箇所に
スピンドルピンを
接着材で設置します。
接着材が
乾いて硬化した後
ガラスウール吸音板を
スピンドルピンの軸と同じ方向から
ゆっくりと刺します。
ガラスウール吸音板は
片面ガラスクロスが張ってあって
表面の
ガラスクロスを貫くように
まっすぐ入るように
押し込みます。
押し込んだ後
ガラスクロスから出ている
スピンドルピンの先端に
ボタンを
差し込みます。
ボタンの裏には
金属板で
いわゆる「地獄」の構造に
なっていて
一度スピンドルピンが隙間にはまると
抜けなくなる構造になっています。
スピンドルピンによる方法は
出来るだけ
定尺寸法の
ガラスウール吸音板を
使えるような
大きな壁面に
有効で
垂直面に限ります。
コメントを残す