石膏ボードは
簡単に言うと
焼石膏に水を混ぜた
泥状のものを紙の間に挟んで
固めたものです。
固まった石膏は
表面の紙と固着して
剥がれません。
硬くてもろい石膏を
薄くても引っ張りに強い
石膏ボード用の強い紙が補強した
複合板です。
そのため
表面の紙を切断すると容易に割れます。
石膏ボードには多くの空気を含む
普通の石膏ボードの見掛け比重は0.66で
原料の焼石膏の比重は2.7
水で固めた石膏の比重は2.3程度で
石膏ボードの比重とはかなり異なります。
石膏ボードはは軽く作るために
気泡を入れて固めています。
石膏ボードは水和物として結晶します。
焼石膏に水を加えると
時間を経つとともに固まっていきます。
普通なら30分程度で問題なく固まります。
その後乾燥すると強度も増します。
石膏ボードは水を含んでいます
石膏ボードは水和物として
多くの水を含んでいるので
加熱すると水蒸気を出す性質を持っています。
火災に遭うとその時に水蒸気を出して
その被害を少なくする性質があるのです。
しかしながら
一度加熱して水蒸気を出してしまうと焼石膏に戻ってしまって
その強度は激減します。
常時加熱されるような厨房周りに使う時には注意が必要です。
石膏ボードの原料は石膏の原石と脱硫時の副産物
石膏ボードの原料の
焼石膏は
石膏:硫酸カルシュームを
焼成して作ります。
硫酸カルシューム自体は
重油を燃やしたときに出る
亜硫酸ガス等の脱硫
(大気汚染の原因となる硫黄成分を
取りのぞく過程を指す)時に出る
副産物や
石膏の原石を使います。
日本では副産物の率が高いです。
硫酸カルシューム自体には
脱硫に含む
不純物が
含まれることがあり
それが
できた石膏ボードに
悪影響を与えることも
報告されています。
レコードチャイナを参照下さい。
日本では
添加物を加えて硫化水素ガス等が
生じないようにしてあります。
コメントを残す