有孔ボードは
穴のたくさん開い板です。
金属や木製のことが多いですが
どんなものでも穴さえ開ければ
有孔ボードとなります。
結論から言うと
全くないとは言えませんが
殆ど遮音性はありません。
しかし
全く効果がないかというと
そうではありません。
吸音性が高くなると
音漏れも少なくなります。
音の大きさに比べて
充分に小さいお部屋に
方向性の全くない音源を置くと
お部屋の
壁や天井床の特性に従い
一定の音場が出来上がります。
特性とは
音の反射率
逆に言えば吸音率によります。
吸音率が1の部屋
つまり無響室のお部屋ならば
音源と同じレベルの
音場できます。
吸音率が0.1のお部屋なら
音源より20dB高い音場になります。
出来上がった
音場から外にどれだけの音が
漏れ出さないかというのが
遮音です。
吸音性が高いお部屋は
結果として
漏れる音が少なくなりますので
遮音性が高くなります。
しかし
吸音率が零の部屋に住む人はいませんし
吸音率が1の無響室に住む人もいません。