防音室付アパートC67です。
楽器もガンガンに使えます。
電話06-6491-6339〒661-0971兵庫県尼崎市瓦宮2-18-15 掲載の楽器可賃貸は杉原土地有限会社の自社物件
年中無休8:00-18:00スマートフォンに演奏した楽曲を入れてご見学下さい
2重の防音扉は
ひとつは内開き
もうひとつは外開きで
どちらからも開けられます。
3重の防音扉は
あまり離さず取り付けると
内側から開閉できても
外側からは2枚は閉められても
1枚は閉められません。
逆に言うと
3枚とも
内側から閉めると
外からは
開けられません。
普通の
家の
夜の戸締まりのように
外からは開けられないのです。
防音室には
窓を設置していますので
窓ガラスを割って
非常の際には
進入して下さい。
でも
中からも
外からも
開けられると
いいですよね。
そこで
ちょっと考えて
3重でも
外からでも
中からでも
開けられるものにしました。
そしてこの扉のいいところは
少しだけ防音性能が
上がるんです。
良かったです。
防音室は
独立する方が
防音性は高いです。
距離減衰と
固体伝導がないことが
防音性が高い理由です。
別棟防音室が
どのような作りでも
防音性が高いかというと
そう言うことはありません。
やはりそれなりに作らないと
防音室としての
目的に合いません。
新規性・進歩性があることで
有益なことだったら
私は
特許を出すことにしております。
ここ4年あまり防音室を作ってきました。
失敗も多かったけど成功したものもありました。
いろんな考察を経て
防音について
新規性と進歩性のある
防音室の作り方を
まとめてみました。
有益性もあるので
弁理士先生にお願いして
特許願いを
今春提出しておりました。
時が過ぎ
本日
弁理士先生から
特許査定の連絡を受けました。
いつものように
拒絶する理由がないから
特許査定するというもので
消極的感じです。
でも
私には
積極的な出来事です。
これについて
プレスリリースをしたいと思います。
防音室には
必須のアイテムである
換気口を
開けました。
換気口まわりの処理が
必要です。
小社では
アルミパイプを使っています。
シリコーンで
接着しています。
防音扉を建て込み
二重扉にしています。
1枚だけでは
防音を達成出来ないので
2枚にしております。
壁も2枚あるので
2重にするのは
当然かと思います。
扉を2重にすると
その間があります。
この間に
吸音材を入れた場合と
入れない場合を
調べました。
低音側では
ほとんど変わりませんが
高音側では
少しだけ効果があるようです。
再度調べてみます。
単に床や
壁
天井と言ったら
混同してしまうので
特に
なじみのない
英語にしてみました。
天井についても
天井なのに
千鳥間柱で作ります。
水平で
自重を受けますので
壁のように作ることは
残念ながら
できません。
施工できるように
なるべく軽く作る必要がありますので
外側のみをまず作ります。
内側は
あとから作ります。
今日気が付いたのですが 防音室は その性質上 断熱性と気密性が極めて高いので 冷暖房が効きやすく 温度が均一になります。 今はもう冬ですから 冷房がどれほど効くか 実験できませんが 体験上は すぐ冷えるし その冷え方が尋常ではありません。 リモコンの 冷房の最低の設定は 機器によって違いますが 16°から18°程度です。
しかし 普通のお部屋では 最低の設定にしても その温度には 何時間経っても 少し無理があるようです。 防音室なら すぐに冷えてきます。 そして その温度が 均一です。 壁も 気温と同じになりますので 放射熱が 同じで 快適な部屋にできます。 つまり防音室は 暑がりさんにとっては このうえない 快適なお部屋になります。
小社は楽器もガンガンに使える防音室を入居者のために作っています。
その作り方を小社ではトリレントと名付けました。
特許も申請しました。
トリレントは
簡単に言うと
普通に建築で使う用語で
「千鳥間柱」とでできていて
千鳥間柱だけでは
既存の技術ですので
特許になもちろんなりません。
壁の中に
吸音板を入れています。
入れるメリットについては
後述します。
先に
千鳥間柱について説明します。
大壁作りといって
壁の裏と表に
壁材が張ってある場合
表の壁下地と
裏の壁下地が
千鳥間柱では
別々にできています。
普通の壁ユニットも
別々にできていますが
入口ユニットも
もちろんできています。
千鳥間柱のメリットは
音が伝わるためには
媒体が必要です。
媒体は
身近にあるものなら空気
それと壁などの固体です。
空気は媒体としては極めて軽いので
減衰の少ない媒体です。
空気の減衰は拡散によるものが殆どです。
それに対して
固体の
減衰については
一様ではありません。
音の伝搬の基本則には
質量則と言うのがあって
「音の減衰量は
質量と周波数に比例する」というものに従います。
そして
固体は
一度揺れると
減衰は
極めて少なくなります。
鉄製の階段の音が
建物全体に伝わることからもおわかりと思います。
模式図でご理解頂いたでしょうか。
左側は普通の大壁作りです。
一方の壁材の揺れは間柱を通じてもう一方に
伝わっていきます。
右側の千鳥間柱は
音源側の壁材の揺れは
空気のみで隣の壁
(この場合模式図で言えば
右側の下側の壁)
に伝わることになります。
糸電話のように
繋がっていませんから
伝導効率は落ちます。
防音に役に立つのです。
6月に特許申請しました
防音壁を
新たに作り始めました。
壁を2重にする必要があるので
お部屋が
極端に小さくなります。
そこで
中に作る
2番目の防音室の壁は
お部屋を
広くするために
薄くしていました。
最初は
下地厚35mmを使いました。
この
35mmでは
千鳥間柱にはなりません。
そこで
千鳥間柱になる
下地の最小の厚み70mmを
使っています。
これで作った
防音壁を
2重に重ねると
ドラムもできる
防音室になります。
防音壁の
防音性には
周波数によって
弱点があります。
低音側は共鳴透過
高音側はコインシデンス効果のため
遮音性が減少するのです。
この
減少を
少しでもなくすために
テトレント105を
開発しました。
防音壁内に
吸音板を
入れることによって
減少を
少しでも阻むのです。
吸音板を
効果的に
入れるためには
下地の厚みは
105mmである必要があります。