スピンドルピン周りが
傷んでしまいました。
たぶん
椅子の背もたれが当たって
スピンドルピンが
曲がって
グラスウール吸音板の中に
ボタンが
めり込んで仕舞いました。
全面取り替えるには
すこしもったいないので
修理することにしました。
めり込んだスピンドルピンの
ボタンを取り除き
表面材の
グラスウールを
パッチ張りしようと思います。
しかし
ボタンを取り除くのは
普通は外すことはできません。
ボタンは
スピンドルピンに一度差し込むと
どんなことがあっても
抜くことはできません。
建築用語でいう
「地獄」になっていて
差し込むときは
順目ですが
差し込むと
逆目になって
抜けないような構造になっているのです。
取り除くためには
ボタンを潰すか
スピンドルピンの軸を
切断するかにです。
本例では
スピンドルピンは再利用しますので
ボタンを潰す方法で
行いました。
プライヤーで
挟んで
引っ張ると
取り除けます。
グラスウールを
パッチ張りして
新たにボタンを取り付けると
修理完了です。
スピンドルピンの施工方法については