有孔ボードは穴の開いた板です。
穴あき吸音板とも呼ばれています。
張る理由は
- 吸音力を高めるためです
- 軟らかい素材の吸音材であるグラスウールの表面を保護するためです。
電話06-6491-6339〒661-0971兵庫県尼崎市瓦宮2-18-15 掲載の楽器可賃貸は杉原土地有限会社の自社物件
年中無休8:00-18:00スマートフォンに演奏した楽曲を入れてご見学下さい
歌だけを歌うためでしたら
防音ブースが良いと思います。 (さらに…)
いろんな理由で
壁や天井に
隙間を生じてしまうことがあります。
そんな場合には
隙間を塞ぐ必要があります。
隙間を塞ぐための
方法は
です。
その選択の基準は
隙間の幅です。
隙間が
ヘアクラック程度なら
シールが最適です。
小社では
石膏ボードを
張ったときに
繋ぎ合わせ面では
必ずシールを
使います。
もう少し
隙間があるときは
パテだと思います。
どうしようもなく
幅が広いときには
もう1枚はるしかありません。
もちろん
狭くても
もう1枚張っても
問題がありません。
パテですが
専用の
パテ材は
伸びと作業性から
おすすめですが
あまりにも
広い範囲で
多量を要するときには
セメントを使っています。
左官用接着材を
先に塗ってから
セメントを
水で粘土よりもっと柔らかく混ぜたものを
地ベラで
塗っていきます。
作業性が良くないので
何度も
地ベラで撫でると
剥がれてきますので
しないで下さい。
写真は
セメントで
隙間を
塞いだ例です。
結論
防音室の換気は
室外に換気扇を設けて
室内に新鮮空気を送る方法です。
公衆衛生学では第二種換気です。
気密性が高い防音室には
絶対に
換気が大事です。
換気がなければ
お部屋の空気は
人間の吐息で
汚れてしまいます。
換気には
三種類あって
があります。
第二種換気は押し込み換気で
部屋の中が正圧(大気圧より高くなること)になります。
手術室のような空気が汚れないようなお部屋に
適します。
換気の空気以外が正圧のために侵入できないのです。
第三種換気は
引き抜き換気で
部屋の中は負圧(大気圧より低くなること)になります。
トイレや台所のような臭いがある所の換気に適します。
他のお部屋に
空気が漏れ出さない換気です。
第一種換気は
両方をやるやり方です。
第一種換気は
熱交換機を取り付けて
効率的な換気をすることも可能です。
防音室は
臭いもないし
汚れるとか言う問題もないし
汚れという点では
どちらでも良いでしょう。
しかし
防音室に予期しない汚れが入ることも
考えられますので
第二種換気を選んでいます。
また
低気圧頭痛というのがあるので
その面からも
第二種換気を採用しています。
エアコンは設置しています。 (さらに…)
吸音材は
多孔質か
綿のような多くの空気を含むものです。
音がそのような中を
通り過ぎようとする時に
吸音材の繊維にぶつかって
音圧が減少したり
回析や干渉することによって
減少します。
通り過ぎる時間・空間が大きいほど
減じるのです。
吸音の効果は
厚みとその密度に比例します。
厚みが大きいほど
密度が高いほど吸音効果は増します。
吸音性は
殆どなくなります。
吸音材は
なるべく”ふわっ”と張るのが
最善です。
音楽を
される人は
残響時間が
気になります。
音楽家の人は
残響時間が短いことを
「デッドな空間」とか言います。
ちなみに残響時間が長いと
「ライブな空間」と言います。
この残響時間が
音楽をする人には
気がかりなんです。
残響時間は
60dB下がるまでの時間で表されます。
即ち
残響時間を計るためには
任意のパルス音(瞬間的な音)を出して
スピーカーからの音がなくなってから
部屋の中の音が60dBまでの下がる時間を計ればいいのです。
使用する機器は
パルス音を出すスピーカーと
時径で音が計れる騒音計が必要です。
パルス音自体はパソコンに保存して出力することが出来ます。
騒音計はパソコンとマイクで出来るようになっていて
それを時径で記録することも
パソコンで可能です。
即ち
パソコンと
スピーカーとマイクと
専用のソフトがあれば
残響時間は測定することが出来ます。
小社では
パソコン・ベースギターアンプ・コンデンサーマイクを使っています。
専用ソフトは「MySpeake」です。
結論から言えば吸音材を詰め込みます。 (さらに…)
フレッチャー・マンソンの等ラウンドネス曲線とは
人の耳の聞こえる感覚上の音圧レベルを
グラフにしたのが
等ラウンドネス曲線です。
人間の耳は音圧と比例して聞こえるわけではありません。
周波数によって
聞こえる音圧が違うので
1000Hzを基準にしています。
1000Hzの音圧と感覚上同じようになる
各周波数の音圧を測定していき
それをグラフにしたのが等ラウンドネス曲線です。
音圧は
マイクを使って
電気的に
その絶対値を
測定できます。
人間に聞こえる音の
限界値・しきい値を
0dBとして基準とします。
グラフから分かるように
低音側は高い音圧で同じように聞こえます。
言い換えれば
低音側は耳では聞こえにくいことが分かります。
例えば
女性の方の声は100ル0Hz程度の高さで
ひそひそ話しの声の音圧レベ40dBです。
コントラバスの音の
低い音は
40Hz程度なので
40dBと同じ大きさに聞こえるのは
グラフから80dBと読み取れます。
40dBも違うのです。
40dBといえば
音圧では100倍違います。
エネルギーレベルでは10000倍違うのです。
こんなに違うと
低音は
耳で聞こえると言うよりも
床や窓・ものが揺れるので
分かる場合も多いのです。
一方高音域では
3000Hz付近が一番良く聞こえる音域で
それ以上は
徐々に聞こえにくくなります。
小社では
防音扉を
自作しております。
防音を
高めるために
接着して
一体化しております。
壁材と下地とか
枠と板材とかは
必ず接着しております。
それでは
どれほど
剛性が上がるか
計算してみることにしました。
剛性とは
力を加えたときの変位の度合いを表します。
剛性が強いとは力を加えたときの
変位が少ないことを表します。
この剛性の指数は
断面二次モーメントという数値で
表します。
断面二次モーメントとは
断面の中心線からの距離の二乗に
その部分の材積を乗じたものを
積分したものです。
矩形なら
bh3/12で表されます。
但しbは幅
hは高さ
枠は27mm×105mmですので
単独なら260cm4
板材は
有効幅厚比を厚の10倍とすると
15mm×150mm
断面二次モーメントは4.2cm4
としかなりません。
これを接着して
一体化したとしたら
725cm4となります。
単独に比べると
3倍に増加しております。
実際のところ
100パーセント接着できませんし
板材の有効長さが
あるとも限りませんが
剛性が増すことだけは
経験上も
計算上も
確かなことです。